るりびたき舎について

はじめに

るりびたき舎へお越しいただき、ありがとうございます。

猫と暮らす毎日に寄り添う革小物を、小さな工房でひとつひとつ制作しています。

お気に入りの道具や作品に囲まれた工房で、今日も革と向き合っています。

革は一枚ごとに表情が異なり、同じように見えても少しずつ個性があります。
その表情を見つめながら、丁寧に仕立てています。

このページでは、るりびたき舎が大切にしていることや、工房でのものづくりについてご紹介します。

大切にしていること

革のご機嫌をうかがう

革は天然素材なので、一枚ごとに表情が違います。

裁断の前には、傷や擦れ、シワの入り方をよく見ながら、どこからパーツを切り出すかを考えます。

繊維の向きも一枚ごとに少しずつ違うため、伸びやすい方向や張りも確かめながら裁断しています。

そうして出来上がるひとつひとつのパーツが、できるだけ均一になるように。

革のご機嫌をうかがうように、その日の革と向き合っています。

手に馴染むものを

るりびたき舎で使っている革は、やわらかく、ふんわりとした手触りが特徴です。

使い始めからやさしく手に馴染み、年月を重ねることで、少しずつ表情も変わっていきます。

毎日の暮らしの中で、その人だけの革へと育っていく。

そんな時間も、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

ひとつひとつ違うからこそ

同じ革、同じ型紙を使っていても、天然素材である革には一枚として同じものはありません。

だからこそ、裁断の工程では革の表情や繊維の向きをよく見ながら、丁寧にパーツを切り出しています。

手間はかかりますが、その積み重ねが、使い心地や仕上がりにつながると考えています。

ひとつひとつを丁寧に。

それが、るりびたき舎のものづくりです。

工房で過ごす一日

工房の一日は、ゆっくりと始まります。

工房に入り、お茶を置いて、一日が始まります。

机の上には、いつもの道具。
それぞれ定位置に収まり、今日も静かに制作が始まります。

日によって、取り組む工程はさまざまです。

半裁の革を広げて裁断を進める日もあれば、コバを磨く日、革を漉くことに集中する日、縫製を進める日もあります。

一つの作品は、一日で完成するのではなく、何日もの工程を重ねながら、少しずつ形になっていきます。

途中で少し休憩をしたり、猫の様子を見たり。

そんな時間も、工房では大切なひとときです。

仕上げの日には、カードやお札の見本を入れながら最終確認をします。

一つひとつ整えてからブラッシングをして、お客様のもとへ送り出しています。

少しずつ育ってきた工房

るりびたき舎は、2019年にものづくりを始めました。

2020年 寝室の机の上で

最初から今の形だったわけではありません。

作品を作り、届け、お客様と出会い、その積み重ねの中で、少しずつ今の工房になってきました。

2022 防音室を工房に

最近では、革職人さんと情報交換をする機会も。

技術のこと、道具のこと、革のこと。

新しいことを教えていただいたり、意見を交わしたりする時間は、自分のものづくりを改めて見つめるきっかけにもなっています。

また、白猫堂ノスタルジックさんをはじめ、店主さんや作家さんとの出会いから、刺激をいただくことも少なくありません。

2026年 白猫堂ノスタルジックさんにて

作品を見ること。
ものづくりについて話すこと。

工房の外で過ごすそんな時間も、また新しいものづくりへとつながっています。

2026年 ミシンが加わりました

これからも少しずつ

るりびたき舎は、完成された工房ではありません。

作品も、工房も、私自身も、少しずつ育ちながら歩んでいます。

新しい革と出会い、新しい作品が生まれ、新しい人とのつながりができる。。

その積み重ねを大切にしながら、これからもひとつひとつ丁寧に制作を続けていきます。

……たまに道具が神隠しにあうこともありますが、それも工房の日常です。

また、工房をのぞきにいらしてください。